めっき電解槽用電極

めっき電解槽用電極とは
めっき電解槽の電極は、不溶型アノードとして電解液中の金属成分をワークに析出させるために使用されています。
陽極は一般的にめっき対象と同じ素材で作られますが、スラッジ(めっき工程で発生する不要な沈殿物)の抑制などを考慮して、不溶性電極が選択される場合も少なくありません。電極の素材や配置はめっきの品質や均一性に大きく影響するため、慎重な選定が必要です。
※「MODE」および「Platinode」は当社の登録商標です(登録国は日本国のみ)。
めっき電解槽用電極に求められる機能
めっき電解槽の電極に求められる機能は、大きく分けて「耐久性」と「均一な電流供給能力」の2つに分類できます。
電極が長期間にわたり安定して機能するためには、耐久性が不可欠です。めっき液は腐食性が高いため、優れた耐食性と物理的な安定性併せ持つ電極である必要があります。不溶性電極は電極からスラッジが発生しないため、長寿命を実現しつつ、メンテナンス頻度を抑えることができます。
また、効率的で高品質なめっきを行うためには、均一な電流供給能力も重要です。不溶性電極は基体が溶けず安定しているため、継続的に均一な電流供給ができます。
めっき電解槽用電極
石福金属興業では、高い電気化学特性と物理特性を併せ持つ不溶性電極を取り扱っています。電解槽のメンテナンス負荷軽減とめっき品質向上に貢献します。
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